指定券のない乗客のように
あなたのいる場所では
僕が
僕のいる場所では
あなたが
招かざる客なのは
いたし方ないことです
二人だけでいる場所が
この世にないので
指定券のない乗客のように
ほんとの客がやってくるま
空いた席に坐ってゆこうよ
(以上)
不思議な歌だ。この二人はどういう関係なんだろう。
なんらかの関係を結びながらも、お互いに自らの居場所の座り心地の悪さを感じている。お互いに相手のいる場所に違和感を感じて、そこはお前の場所じゃないと心中思っているのだが、決して声には出さない。しかし多少身じろぎしてお互いの快適を探したところで結局無駄なままその席に納まっている。
これは違う、ここは違うと思ってみたところで、この世の中他に自分ら二人のいる場所なんかありゃしない。それが分かっているから、分かっていても、なおさら居心地の悪い気がする。お互い相手に教えてやりたい、しかし相手に教えたところでどうなるものでないとも思い込んでいる。
「仮の姿」「その場しのぎ」「居合わせた不運」「間違った組合せ」…誰が「ほんとの客」かなんて分かる筈がないものの、「ほんとの客」が来る迄はこのままで行くしかない。やっと座れた空席だもの。
ははは
この二人は何かの擬人化、自分の二つの様相他かも知れないが。。。
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